平成8年度に、当時のナカムラ大統領から友好のしるしとして三重県に寄贈されたカヌーが、NPO法人日本航海協会のご好意により修繕され、三重県立水産高校に返還されました。
経緯
平成8年(1996年)三重県とパラオ共和国との友好提携調査団がパラオ共和国を訪問(平成8年2月19日~2月23日)した際に、当時のパラオ共和国大統領(クニオ・ナカムラ氏)から三重県にカヌーが寄贈される。寄贈されたカヌーを水産高校実習船で移送し、水産高校の中庭にて展示及び保管。
平成27年(2015年)
NPO法人日本航海協会からカヌーの調査、整備、航海技術研修を目的とした貸出しの依頼があり、同協会へカヌーを貸与。
平成29年~平成30年(2017年~2018年)
同協会が、「ツクヨミプロジェクト(※)」として、修繕したカヌーによる宮崎県から三重県までの航海を計画し、実施したが、大型の台風が立て続けに襲来したこと及び、カヌーの構造上の問題等により、神戸港迄で航海を断念。カヌーは、神戸港の倉庫に保管。
令和元年(2019年)
陸路により運搬され8月5日、水産高校へカヌー返還。
※NPO日本航海協会が企画、実施したプロジェクト。古事記や日本書紀において、神武天皇が航海したとされるルートを、修繕したカヌーにより航海し、各地の港を歴史と海と人で繋ぎながら、カヌーを元あった場所(三重県立水産高校)へ戻す企画。同協会では、このカヌーを、日本の神話に登場する神の名前をとり、「ツクヨミ」と名付けた。
↑ 修繕されたカヌーの写真
備考
その他、「ツクヨミプロジェクト」の詳細や航海の様子などは、下記NPO法人日本航海協会のHP及び、Facebookをご覧ください。URL:https://sites.google.com/site/nipponvoyagingtop/top
Facebook:
https://www.facebook.com/日本航海協会-Nippon-Voyaging-Association-684773244951947/