将来の航空宇宙産業の担い手育成を目的として、県内の中学生や高校生、高等専門学校生を対象に、航空宇宙産業製造現場見学会2023を開催しました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
〇開催日 令和5年8月8日(火)
〇見学先
(1)三重樹脂株式会社【鈴鹿市】
炭素繊維が使用されているボーイング787の主翼部品等をウォータージェットで切削加工できる、国内唯一の企業です。大手航空機メーカーに対して技術指導・技術者養成を実施するほど高い信頼を獲得、オンリーワン技術として確立しています。
(2)航空機部品生産協同組合【松阪市】
長年航空機部品製造に携わってきた10社が相互に協業・補完し合い、加工から塗装、検査まで一貫生産を行うために2015年に設立されました。自動車産業の管理手法を取り入れ、高効率の生産体制を整備し、航空機部品生産における「ライン化」に取り組んでいます。
※組合参画企業(10社)
㈱加藤製作所、㈱小池製作所、㈱小坂鉄工所、真和工業㈱、東洋精鋼㈱、平和産業㈱、松阪APM㈱、㈱松原製作所、㈱水野鉄工所、㈱和田製作所
〇参加者 30名(中学生6名・高校生20名・高等専門学校生4名)
◇三重樹脂㈱では、会社説明、工場見学及び質疑応答を行いました。ウォータージェット加工を間近で見学させていただく等、航空機部品の切削加工について理解を深めることができました。
◇航空機部品生産協同組合では、説明の後、参画企業10社の工場を見学しました。さらに、世界最大級の航空機メーカーであるボーイングジャパン㈱の方にもお越しいただき、航空機産業の現状について説明いただきました。
◇質疑応答では、松阪APM㈱の若手職員も加わり、業務内容等について教えていただきました。