東京大学、株式会社日本データサイエンス研究所(※1)、合同会社ネコリコ(※2)が技術開発を進めている「AIと電力データを用いたフレイル(※3)検知」の実証実験が東員町で実施されます。
これに伴い、この実験を円滑に行い、得られた知見を地域課題解決につなげていくため、三重県、三重大学も加わった「介護予防に向けたAI・データ活用研究会」が設立され、第1回研究会が開催されます。
1 実証実験概要
東員町の単身高齢者約30世帯の居宅に設置するスマートメーター(※4)およびセンサーから得ら
れたデータをAI解析することにより、フレイル検知が可能かどうかを検証します。
期間は約1年間(令和2年度)を予定しており、進め方等は研究会にて検討します。
2 研究会について
(1)目的
・「AIと電力データを用いたフレイル検知の実証実験」の推進
・フレイル検知とその後の介護予防等に関する地域課題の解決に向けた検討
(2)参画組織・委員
・株式会社日本データサイエンス研究所 代表取締役社長 加藤エルテス聡志
・合同会社ネコリコ 代表社員職務執行者 佐々木克之
・東京大学大学院 情報学環 越塚登研究室 教授 越塚登(会長)
・東京大学地域未来社会連携研究機構 機構長・教授 松原宏
・東京大学高齢社会総合研究機構 教授 飯島勝矢
・三重大学 副学長・教授 西村訓弘
・東員町 町長 水谷俊郎
・三重県 医療保健部長 福井敏人
(3)第1回研究会の開催概要
ア 日時 令和2年1月21日(火)9時30分から11時00分まで
・具体的な研究手法等を扱うため、会議は非公開で行います。
イ 場所 東京大学地域未来社会連携研究機構三重サテライト
(四日市市鵜の森1丁目4-28 ユマニテクプラザ1階)
ウ 取材について
・会議冒頭(20分間程度)は取材可能です。
・上記の冒頭取材終了後、別室にて研究会担当者による質疑応答を行います。
・会場に駐車場はありませんので、公共交通機関等でお越しください。
※1 株式会社日本データサイエンス研究所:
東京大学発のAIベンチャー企業
※2 合同会社ネコリコ:
中部電力株式会社と株式会社インターネットイニシアティブとの合弁会社
※3 フレイル:
一般的に、健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下がみられる状態
※4 スマートメーター:
従来の電力量計に通信機能等を持たせた次世代電力量計