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令和08年06月02日

三重県南海トラフ地震被害想定の誤りについて

 令和8年3月30日(月曜日)に公表した三重県南海トラフ地震被害想定について誤りが見つかったことから、訂正の上、公表しているデータの差し替えを行いました。
 県民のみなさま、市町をはじめとする関係機関のみなさまにご迷惑をお掛けしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
 なお、誤りについては下記に記載のとおりであり、大きく3つの内容について訂正を行いました。

(誤り箇所の概要は以下のとおり。詳細は下記のとおり。)
 1.震度分布図、震度別面積割合
  ・震度分布図(市町別被害想定結果シート)
  ・震度別面積割合の表(概要版、本編及び市町別被害想定結果シート)
 2.津波浸水想定図、津波浸水を表示した図、津波浸水面積
  ・津波浸水想定図(津波防災地域づくりに関する法律に基づく津波浸水想定)
  ・津波浸水を表示した図(概要版、本編及び市町別被害想定結果シート。津波浸水深分布、
             津波浸水深到達時間、津波浸水継続区域を表示した図面)
  ・津波浸水面積の表(概要版、本編及び市町別被害想定結果シート)
 3.津波シミュレーションの対象とした河川一覧
  ・津波シミュレーションの対象とした河川一覧(本編 図面及び表)

                    記

Ⅰ 訂正内容
 1.震度分布図、震度別面積割合
 (1)事案の概要
    4月13日(月曜日)、県ホームページで公表している市町別被害想定結果シートの「震度分
   布図」について、南海トラフ地震被害想定にご協力いただいている有識者から被害想定調査業務
   の委託先である「応用地質株式会社、エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 業
   務委託共同企業体(以下、「委託事業者」という。)」に指摘があり、委託事業者にてデータを
   確認したところ、委託事業者が作成した「震度分布図」に誤りがあることが判明しました。
    4月15日(水曜日)、委託事業者から県へ報告があり、同日県は委託事業者に対し、原因究
   明と公表資料の再確認を指示しました。
    4月24日(金曜日)、委託事業者による再確認の結果、市町別被害想定結果シートの「震度
   分布図」に加え、同じく委託事業者が作成した、概要版、本編及び市町別被害想定結果シートの
   「震度別面積割合」を示している表の数値も誤っていること、市町別被害想定結果シートの「震
   度分布図」に使用している震度階級別の色調も誤っていることが判明しました。
 (2)誤っていた点及び原因
  ①誤っていた点
   ア 市町別被害想定結果シートの「震度分布図」について、誤った方法で計測震度から震度階級
    へ換算したため、下振れした震度階級で表示されていました。
   イ 市町別被害想定結果シートの震度分布図及び震度凡例について、震度4、震度5弱及び震度
    5強の塗色が、概要版及び本編の震度別面積割合の表で用いられている色と異なっていました
    (全市町)。
   ウ 概要版、本編及び市町別被害想定結果シートの震度別面積割合を示している表について、誤
    った方法で計測震度から震度階級へ換算したため、震度別面積及び面積割合が誤った数値とな
    っていました。
  ②原因
   ア 委託事業者において、計測震度から震度階級への換算について、正しい数値処理の手順が担
    当者に周知できていなかったこと、担当者の誤りが見つかりにくい実施体制で作業を行ってい
    たことから、誤った資料がチェックされないまま県へ提出され公表資料となっていました。
     ※ 計測震度から震度階級に換算する際には、数値化した計測震度を気象庁の算出方法によ
      り「小数第3位を四捨五入し、小数第2位を切り捨て」にして処理すべきところ、こうし
      た処理を行わず震度階級としたため、四捨五入による計測震度0.005の分だけ震度階級が
      下振れしています。
       例)計測震度が5.996の場合
         本来の方法:5.996 ⇒6.00(小数第3位を四捨五入)⇒ 6.0(小数第2位を切り
               捨て)⇒6強(計測震度6.0以上6.5未満)
         今回の誤った方法:5.996 ⇒ 6弱(計測震度5.5以上6.0未満)
   イ 震度階級別の色調については、委託事業者において、概要版及び本編の図面を作成した担当
    者と、市町別被害想定結果シートの図面を作成した担当者の間で情報共有がされておらず、誤
    った色調が使用されました。また、委託事業者において提出物の確認・点検が十分に出来てお
    らず、県でもチェックができていませんでした。

 2.津波浸水想定図、津波浸水を表示した図、津波浸水面積
 (1)事案の概要
  ①県の作業ミスによる誤り
    4月24日(金曜日)、被害想定の結果を受けて県が作業を進めていた津波災害警戒区域の確
   認作業中、公表している「津波浸水想定図」について市からの指摘があり、当該市から提出され
   ていた修正意見が反映されず誤った図面となっていることが判明しました。
    県において再確認したところ、指摘のあった市以外についても河川域・海域との境界付近につ
   いて、取扱いが統一されていないことが判明しました。
    また、「津波浸水想定図」と同じデータを使っている概要版、本編及び市町別被害想定結果シ
   ートに掲載されている津波浸水を表示した図についても修正が必要となりました。
    なお、概要版及び本編の「津波浸水深分布図」の一部については、委託事業者による再確認の
   結果、確定版ではない図面が掲載されていたことも判明しています。
  ②委託事業者の作業ミスによる誤り
   ア 5月25日(月曜日)、津波浸水面積の修正作業を受けて、委託事業者において県内全体の
    面積と市町別の面積の突合を行ったところ、不突合が見つかりました。原因を調べたところ、
    熊野市の津波浸水面積を計算する際に御浜町との境界を誤って設定していたため、公表されて
    いる同市の津波浸水面積が過大になっていたことが判明しました。
   イ 熊野市の津波浸水面積の誤りについて確認する過程で、概要版及び本編に掲載されている全
    市町の前回想定(H25)の数値が、平成26年3月に被害想定結果として県へ報告された数
    値とは異なっていることが判明しました。
 (2)誤っていた点及び原因
  ①誤っていた点
   ア 津波浸水想定図を作成するにあたり、河川域・海域として浸水区域から除外すべき砂州や中
    州などの取扱いが統一されていない箇所が計9市町であり、誤った図面になっていました。
   イ アに関連して、津波浸水想定図と同じデータから作成している津波浸水を表示した図(概要
    版、本編及び市町別被害想定結果シート)についても、誤った図面が掲載されていました。な
    お、この原因とは別に、概要版及び本編に掲載していた津波浸水深分布図(概要版P.13、本
    編P.49及びP.51)については、最終確定版ではない図面になっていました。
   ウ アに関連して、概要版、本編及び市町別被害想定結果シートの津波浸水面積も誤った数値が
    掲載されていました。
   エ 熊野市の津波浸水面積については、概要版、本編及び市町別被害想定結果シートにおいて、
    誤った数値が掲載されていました。
   オ 概要版及び本編に掲載されている市町別の津波浸水面積のうち、「【L1】過去最大クラス
    の前回想定(H25)」の数値について、平成26年3月に県へ報告された数値ではなく、委
    託事業者が再計算した数字が掲載されていました。
  ②原因
   ア 県が進めていた津波災害警戒区域の確認作業において、令和8年1月に市から提出されてい
    た、「砂州などの河川域・海域が浸水区域になっているため、除外してもらいたい」という修
    正意見が、県担当者の作業ミスにより修正箇所一覧へ反映されませんでした。また、担当者個
    人の作業となっており、確認する体制もありませんでした。
     さらに、河川域・海域を除外する取扱いについて、各市町への周知が徹底されておらず、県
    側でも確認が行われなかった結果、取扱いが統一されないまま公表されていました。
   イ 津波浸水深分布図、津波浸水面積についても、津波浸水区域のデータを元に作成しているこ
    とから、誤った内容となっていました。
   ウ 概要版及び本編に掲載していた津波浸水深分布図については、県担当者が公表資料を作成す
    る際に掲載すべき図面を誤り、確定版ではない図面となっていました。
   エ GISで津波浸水面積を算出するにあたり、市町境界は「国土数値情報」を使って設定して
    いますが、海岸については使用している測量データと整合せず、海側に津波の浸水メッシュが
    はみ出ることがあり、修正が必要になります。今回、委託事業者の担当者が熊野市の南側境界
    と御浜町の北側境界の処理を誤り、熊野市の境界を御浜町側へはみ出して設定していたため、
    熊野市の津波浸水面積が過大に算出されていました。
     また、委託事業者において、境界設定まで確認する体制がありませんでした。
   オ 委託事業者が被害想定の資料を作成する過程で、前回想定の数値が無いと誤認し、今回の想
    定において使用したGISデータで再計算した数値を掲載していました。県では当然、前回想
    定時に県へ報告された数値が掲載されているものと考え、確認していませんでした。

 3.津波シミュレーションの対象とした河川一覧
 (1)事案の概要
   ア 5月7日(木曜日)、本編に掲載されている「津波シミュレーションの対象とした河川」に
    ついて、町内にない河川が掲載されている旨の指摘が町からありました。
     同日、河川一覧を作成した委託事業者に確認したところ、被害想定を作成する際に使用した
    基礎データが事実と異なっていたため、誤った記載になっていることが判明しました。
   イ 基礎データには河川名の記載がないものが複数あったため、一覧表に記載されていない河川
    が複数あることも判明しました。また、確認作業の中で、一覧表に記載されている河川の全て
    が一覧図に記載されていないことも判明しました。
 (2)誤っていた点及び原因
  ①誤っていた点
    本編に掲載されている河川一覧の図面及び表で、鳥羽市を流れる紙漉川が明和町に掲載されて
   いました。また、対象としたにも関わらず掲載されていない河川が複数ありました。
  ②原因
   ア 委託事業者が河川一覧を作成するために参照した「国土数値情報」において、明和町を流れ
    る大堀川が、誤って紙漉川としてコード割り振りされていたため、誤って明和町の川として紙
    漉川が掲載されました。また、県でも確認が出来ませんでした。
   イ 被害想定に関する有識者会議において、有識者から「津波の河川遡上を考慮している河川を
    示すように」との意見があったことから、委託事業者が河川一覧を作成し、後日の有識者会議
    において資料が示されました。その際、委託事業者が河川一覧を作成するために参照した「国
    土数値情報」において、河川名が掲載されていない河川が複数あったものの、すべての河川名
    を明示するという詳細な作業指示がなかったため、「国土数値情報」の掲載情報のままで一覧
    表を作成し、一覧図にも全てを掲載しませんでした。
     一方、県としては対象とした河川が全て掲載されているものと思い込み内容を確認しておら
    ず、また県と委託業者間での意思疎通が十分ではありませんでした。


Ⅱ 公表資料の差し替え等
 ・県ホームページ「三重県南海トラフ地震被害想定について」に掲載していたデータについては、6
  月1日零時時点で訂正済みのデータに全て差し替えています。また、差し替えを行った旨をホーム
  ページに記載しています。
 ・県内市町に対しては、市町別データをはじめ訂正したデータを送付済みです。


Ⅲ 今後の対応方針
  本年秋頃に予定している残りの被害想定項目の公表に向けては、委託事業者に対して、社内での適
 切な作業実施体制と、データ作成後の確認体制の構築を指示しています。
  また、県においても、公表前に資料間の突合や複数名によるチェックを必ず行うとともに、市町と
 の情報共有を密にすることで、誤りのないデータ公表をめざします。


(以下は誤り箇所)
■概要版
 P.3  2.ハザード評価結果(1)地震動<震度別面積割合>【表】
 P.4  2.ハザード評価結果(1)地震動<市町別震度別面積割合>【表】
 P.11  2.ハザード評価結果(5)津波 ③津波浸水面積【表】
 P.12-13  2.ハザード評価結果(5)津波 ④津波浸水深【図】
 P.14-15  2.ハザード評価結果(5)津波 ⑤津波浸水深到達時間【図】
 P.16-17  2.ハザード評価結果(5)津波 ⑥津波浸水継続区域【図】
 P.42  4.半割れケースの評価結果(2)ハザード評価①地震動<市町別震度別面積割合>【表】
 P.43  4.半割れケースの評価結果(2)ハザード評価 ② 津波浸水想定【図】 
■本編
 P.26  2.ハザード評価(2)ハザード評価の目的及び手法について 
     ⑨津波 今回の被害想定で津波シミュレーションの対象とした河川一覧【図】【表】
 P.30  2.ハザード評価(2)ハザード評価の目的及び手法について
     ⑨津波【D】津波浸水深 <想定結果のイメージ> 【図】
 P.31  2.ハザード評価(2)ハザード評価の目的及び手法について
     ⑨津波【E】津波浸水深到達時間 <想定結果のイメージ> 【図】
 P.32  2.ハザード評価(2)ハザード評価の目的及び手法について
     ⑨津波【F】津波浸水面積 <津波浸水面積の計算方法> 【図】、
     <推定結果のイメージ>【表】
 P.33  2.ハザード評価(2)ハザード評価の目的及び手法について
     ⑨津波【G】津波浸水継続区域 <想定結果のイメージ> 【図】
 P.34-35  2.ハザード評価(3)ハザード評価結果①地震動<震度別面積割合>【表】 
 P.36  2.ハザード評価(3)ハザード評価結果 ①地震動<市町別震度別面積割合>【表】
 P.37  2.ハザード評価(3)ハザード評価結果 ①地震動<参考:前回想定結果との比較>
     <震度別面積割合>【表】
 P.47  2.ハザード評価(3)ハザード評価結果⑦ 津波(津波浸水面積)【表】
 P.48-51  2.ハザード評価(3)ハザード評価結果 ⑧ 津波(津波浸水深)【図】
 P.52-55  2.ハザード評価(3)ハザード評価結果 ⑨ 津波(津波浸水深到達時間)【図】
 P.56-57  2.ハザード評価 (3)ハザード評価結果 ⑩ 津波(津波浸水継続区域)【図】
 P.118  4.半割れケース(2)半割れケースの評価結果【ハザード】
      <市町別震度別面積割合>【L2】理論上最大クラス【表】
 P.120  4.半割れケース(2)半割れケースの評価結果【ハザード】
      <市町別震度別面積割合>【L1】過去最大クラス【表】
 P.121  4.半割れケース (2)半割れケースの評価結果【ハザード】
         ②津波浸水深 【L2】理論上最大クラス【図】
 P.122  4.半割れケース (2)半割れケースの評価結果【ハザード】
         ②津波浸水想定【L1】過去最大クラス【図】

■市町別被害想定結果シート
 ・全市町:1.ハザード評価 (1)地震動 震度分布図【図】及び<震度別面積割合>【表】
 ・9市町:1.ハザード評価 (5)津波浸水面積【表】、(6)津波浸水深【図】、
              (7)津波浸水深到達時間【図】
  (※四日市市、津市、松阪市、明和町、伊勢市、鳥羽市、志摩市、南伊勢町、紀北町)
 ・1市 :1.ハザード評価 (5)津波浸水面積【表】(※熊野市)
■津波浸水想定図
  三重県津波浸水想定(全体図)、図面番号02、03、05、06、07、08、09、10、
 11、12、16、17、18 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 防災対策部 災害対策推進課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁5階)
電話番号:059-224-2189 
ファクス番号:059-224-2199 
メールアドレス:staisaku@pref.mie.lg.jp 

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