(時刻は現地時間。時差は日本時間に対してマイナス1時間)
鈴木知事は、平成31年3月9日(土曜日)午後、台湾台北市に到着し、陳菊(ちん きく)総統府秘書長及び范巽綠(はん そんろく)教育部政務次長と面談しました。
その後、台湾貿易センターを訪問し、三重県の産業の優位性等についてPRしたほか、台湾ソフトボール協会では、同協会と熊野市の「連携協力に関する協定書」署名式に立ち会いました。
1 陳 菊 総統府秘書長及び范 巽綠 教育部政務次長 面談
(1)日時
平成31年3月9日(土曜日)14時30分から15時15分まで
(2)場所
総統府
(3)参加者
(相手方)
総統府 秘書長 陳 菊(ちん きく)
教育部 政務次長 范 巽綠(はん そんろく) ほか計8名
(当方)
三重県知事 鈴木 英敬
熊野市長 河上 敢二
三重県商工会議所連合会 専務理事 吉仲 繁樹
三重県雇用経済部長 村上 亘 ほか計10名
(4)概要
知事から、「『日台観光サミットin三重』開催から5年が経過し、その間、台湾から三重県を訪問する旅行者数が3倍となった。台湾から三重県への教育旅行が発展し、さらに、三重県から台湾への教育旅行も始まっている。」と紹介し、陳秘書長や范次長に御礼を述べました。加えて、「熊野市が台湾ソフトボール協会との間で連携協力に関する覚書を本日締結する予定である。台湾との間で、スポーツ交流も加えた幅広い交流を展開していきたい。」と協力を求めました。
これに対し、陳秘書長から、「台湾から日本への旅行者数が400万人を超えた。」など日台関係の緊密さに触れるとともに、「高雄市との交流をきっかけに三重県と台湾の交流が末永く発展していくことを願う。」との期待が述べられました。さらに、范次長からは、「教育交流の内容を充実させたい。また、ソフトボール以外にも台湾と交流したいスポーツがあれば教えてほしい。」などの発言がありました。
2 台湾貿易センター 訪問
(1)日時
平成31年3月9日(土曜日)15時45分から16時30分まで
(2)場所
台湾貿易センター
(3)参加者
(相手方)
台湾貿易センター 総経理 葉 明水(よう めいすい) ほか計5名
(当方)
三重県知事 鈴木 英敬
熊野市長 河上 敢二
三重県商工会議所連合会 専務理事 吉仲 繁樹
三重県雇用経済部長 村上 亘 ほか計10名
(4)概要
知事から、「三重県商工会議所連合会は、高い技術力を有する会員企業が約25,000社いる。台湾貿易センターとの間で締結した相互交流促進の協定書をきっかけとした、両者にとってWIN-WINな経済交流の発展を願っており、三重県としてもしっかり後押ししていきたい。」と述べました。
葉総経理からは、「私自身はまだ三重県に行ったことはないが、産業集積の状況や産業の特徴について理解が深まった。また鈴鹿サーキットや松阪牛、忍者など素晴らしい資源を持ち、伊勢志摩サミットも成功裏に開催されている。早いうちに企業ミッション団を組んで三重県に訪問したいので、商談会開催やビジネス支援の面で協力をお願いしたい。」との発言がありました。
また、村上雇用経済部長から三重県の産業優位性等についてプレゼンテーションを行い、三重県商工会議所連合会からは、会長の親書を手渡しました。
3 台湾ソフトボール協会 訪問
(1)日時
平成31年3月9日(土曜日)17時00分から17時30分まで
※17時45分から18時45分まで台湾ソフトボール協会主催の夕食会に出席
(2)場所
台湾ソフトボール協会
(3)参加者
(相手方)
台湾ソフトボール協会 副理事長 魏 隆琪(ぎ りゅうき) ほか計6名
(当方)
三重県知事 鈴木 英敬
熊野市長 河上 敢二 ほか計6名
(4)概要
熊野市と台湾ソフトボール協会の間で、「連携協力に関する協定書」への署名が行われ、ソフトボールを通じた交流を促進していくことが確認されました。
知事も立会人としてこの協定書に署名を行うとともに、「国体・障害者スポーツ大会の県内開催など三重県はスポーツ振興に熱心に取り組んでいる。私自身、学生時代にソフトボールを経験していたこともあり、国体でソフトボールの会場となる熊野市と台湾ソフトボールチームの交流が一層発展することを期待している。これをきっかけに台湾とのスポーツ交流が県内でさらに広まっていってほしい。」と述べました。
4 台湾日本関係協会等との夕食会
(1)日時
平成31年3月9日(土曜日)19時00分から21時00分まで
(2)場所
台北アンバサダーホテル
(3)参加者
(相手方)
台湾日本関係協会 秘書長 張 淑玲(ちょう しゅくれい)
交通部観光局 局長 周 永暉(しゅう えいき)
東元電機集団株式会社 常務董事 黄 育仁(こう いくじん)ほか計7名
(当方)
三重県知事 鈴木 英敬
三重県商工会議所連合会 専務理事 吉仲 繁樹
三重県雇用経済部長 村上 亘 ほか計7名
(4)概要
張秘書長や周局長から、「観光分野における日台相互の人的往来が活発になっている。」との発言があり、知事から、「台湾からの個人旅行者(FIT)視点での三重県の観光PRを仕掛けた誘客キャンペーンが台湾で大好評であった。台湾から三重県へのインセンティブツアーやゴルフツアーなども増やしていきたい。」と述べました。
また、東日本大震災発生からまもなく8年を迎えることから、知事から、「東日本大震災で台湾から多大なる支援を受けた。」と謝意を述べたところ、張秘書長からは、「1999年に台湾中部で発生した大地震で日本からの大きな支援を受けた。日台相互で助け合える関係を強化していくことが重要である。」と述べられました。