国の高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)~2040年に向けたN-E.X.T(ネクスト)ハイスクール構想~(※1)の実現に向けて、改革を先導し、パイロットケースを創出する「産業イノベーション人材育成等に資する高等学校等教育改革促進事業」(※2)の追加公募において、県内2校が拠点として採択されましたのでお知らせします。
令和8年7月に採択された四日市工業高等学校とあわせ、県内の改革先導拠点は3校となります。
1.拠点校と取組について
(1)相可高等学校
国の拠点類型:アドバンスト・エッセンシャルワーカー等育成支援(農業分野)
めざす学校の姿:生産から調理・販売までを一つの学校で学べる強みを生かし、食と農の価値を高める
人材育成拠点
(主な取組)
①学科を越えた学び
・4学科すべての生徒が、生産から販売、評価・改善までを一体的に学ぶ学科横断型の科目「バリューチ
ェーン実践」の新設
②企業・大学と連携した専門性の向上
・AIや生育・肥育データを活用したスマート農業の学習、科目「ガストロノミー」(食物調理科)の新
設
③データに基づく農業を学ぶ実践環境の整備
・スマート野菜栽培研究施設やスマート和牛肥育研究施設などの整備
(採択金額)18.1億円
(2)伊勢高等学校
国の拠点類型:理数系人材育成支援
めざす学校の姿:文系・理系を分けず、全員がAI・データ活用と科学的な考え方を学び、地域や産業
の課題解決に挑む人材育成拠点
(主な取組)
①普通科の改革
・普通科を「未来探究科学科」(仮称)に改編し、単位制を導入。文理を問わず理数的素養を育む教育課
程へ
②企業・大学と連携した探究活動の充実
・すべての生徒がAI・データサイエンスについて学ぶ科目「AI/DS探究」の新設
③探究活動を推進する環境整備
・企業・大学の研究者や技術者とつながり、データ解析や課題解決型学習に取り組む「共創センター」
の整備
(採択金額)16.5億円
2.備考
・令和8年度から令和10年度までの事業費が国の補助対象となります。
(※1) 国の高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)~2040年に向けたN-E.X.T(ネクスト)ハイスクール構想~
2040年に向けた国の高校教育改革の基本方針。AIに代替されない能力や個性の伸長、地域の経済・社会の発展を支える人材育成、多様な学習ニーズに対応した教育機会の確保といった視点を重視している。
(※2) 産業イノベーション人材育成等に資する高等学校等教育改革促進事業
都道府県が実施主体となり、グランドデザインにおいて示す3つの類型(アドバンスト・エッセンシャルワーカー等育成支援、理数系人材育成支援、多様な学習ニーズに対応した教育機会の確保)に応じた高校教育改革を先導する拠点のパイロットケースを創出し、取組・成果を域内の高校に普及するもの(国の令和7年度補正予算事業)。