2003(平成15)年度 当初予算 施策目的評価表
2003(平成15)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名 |
131 人と地域を支える文化の振興 |
|
評価者 |
生活部 文化・私学分野総括マネージャー 吉川新 |
|
|
||
評価年月日 |
02/11/26 10:59:31 |
059-224-2496 yoshia02@pref.mie.jp
施策の目標(2010年度にめざす姿) |
身近な文化施設の整備や活用が進み、文化活動に親しむ人びとが増加するとともに、質の高い芸術文化を鑑賞する機会が各地域で提供されています。また、それぞれの地域の特色のある文化遺産や歴史的景観の継承、活用が進むことで、地域の文化が住民に親しまれるとともに、県内外との交流が活発に行われています。 |
施策の数値目標及びコスト |
|
施策の数値目標に関する説明・留意事項 |
|
県人口に対する県民文化祭への参加者数の割合 ※2002年度実績は、2002年10月現在の見込み値です。 |
2002年度の取組内容 |
|
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
県民の文化交流の中核事業である県民文化祭については、2002年度は一般公募で企画された8つのプログラム事業を実施するなど、より開かれたイベントとして開催しています。「俳句のくに・三重」創造事業については、全国に俳句募集を行うとともに、地域と連携したイベントの開催等により、人づくり、地域づくりの取組として展開しています。さらに、2004年に芭蕉生誕360年を契機として伊賀地域を中心に開催予定の「生誕360年 芭蕉さんがゆく 秘蔵のくに 伊賀の蔵びらき」事業については、県民等34名で構成する「2004伊賀びと委員会」を設立し、事業展開に向け検討・準備を進めるなど、地域の特色を活かした地域主導の取組として推進しています。また、地域における県民主体の文化活動の一層の活発化のためには、文化団体等のネットワーク化や文化関連情報の共有が不可欠であることから、総合的文化情報提供システムとして、HP「文化の窓」の整備を進めています。そのほか、人と地域を支える文化の振興を総合的に推進するため、市町村や文化団体等の文化事業やイベント等への経費支援、県文化会館での文化にふれる機会の提供等を進めています。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
住民との協働によるまちづくり、地域づくりが、さまざまな分野で進められている中、文化行 政においても、住民の自発的な活動への支援を基本とした取組を一層推進していくことが重要となっています。
また、心の豊かさが求められる現代社会の中で、県のさまざまな文化関係施設や市町村施設等が有機的に連携し、ネットワークを構築しつつ機能の補完・強化を図りながら、行政と県民等の協働を基本として、芸術文化といった限定した範囲だけでなく、生涯学習等も含めた幅広い分野をとらえた総合的な「文化にふれる機会・環境づくり」を進めるための仕組みの構築が必要になります。
2002年度における構成する基本事業の成果達成見込み |
||||
基本事業名 |
担当チーム |
成果達成見込み |
戦略上の位置づけ |
|
注力 |
改革方向 |
|||
A 13101 文化にふれあう機会の提供< |
生活部文化振興チーム |
概ね順調 |
↑ |
現状維持 |
B 13102 文化団体等の育成・強化や文化活動に対する支援 |
生活部文化振興チーム |
概ね順調 |
↑ |
改善する |
C 13103 文化資源を活用したまちづくりなどに対する支援 |
生活部文化振興チーム |
概ね順調 |
→ |
現状維持 |
D 13104 歴史的資料の保存及び情報発信 |
生活部文化振興チーム |
概ね順調 |
↓ |
現状維持 |
2003年度の取組方向 |
|
地域の様々な文化活動への支援をさらに充実させながら、地域が主体となった取組を一層促進するとともに、より開かれた県民文化祭の開催や県民による文化活動への支援のあり方等に関し、更なる見直し・検討を進めます。
さらに、2002年11月に設置の「『さん』プロジェクトグループ」が中心となって、各部局の連携により総合文化センター及びその周辺の文化関係施設のエリアにおいて、生涯学習等も含めた幅広い分野をとらえた総合文化拠点機能を確立するためのプロジェクトの構築を進めます。
また、文化団体等のネットワーク化や活動情報の共有化を一層進め、文化活動を活発化させるとともに、地域における交流・連携の場づくりを進めます。
2004年の「生誕360年 芭蕉さんがゆく 秘蔵のくに 伊賀の蔵びらき」事業については、市町村やNPO等との連携強化を図り、推進体制をさらに充実させながら、プレイベントの実施や、俳句関連事業、県民文化祭等も含めた総合的な展開など、その準備を進めます。
2003年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
||||||
基本事業名 |
担当チーム |
注力 |
総括マネージャーの方針・指示 |
基本事業の数値目標 |
目標値 |
達成状況 |
改革方向 |
実績値 |
|||||
生活部文化振興チーム |
↑ |
「さん」プロジェクトにおいて、総合文化会館のあり方について、抜本的、かつ総合的に顧客重視の視点から見直す。 |
文化会館自主事業数 |
40 |
|
|
抜本的に改革 |
|
|||||
生活部文化振興チーム |
↑ |
県民文化祭、及び、文化団体連合会のあり方について、「さん」プロジェクトの方向性とあわせた、抜本的改革を進める。 |
三重県文化団体連合会加盟団体数 |
83 |
|
|
抜本的に改革 |
|
|||||
生活部文化振興チーム |
→ |
生活者主導を継続する。 |
俳句活動を行っている住民団体等のネットワーク化数 |
80 |
|
|
抜本的に改革 |
|
|||||
生活部文化振興チーム |
→ |
業務の効率化を図りつつ、計画的に編纂業務を継続する。 成果、獲得ナレッジ等の情報発信に努める。 |
「県史あれこれ」等ホームページアクセス数 |
18700 |
|
|
抜本的に改革 |
|
主な事業 |
|
1 文化会館事業【基本事業名 13101 文化にふれあう機会の提供】
当初・\算額: 124,025(千円)
事業概要:県の芸術文化の振興と県民ニーズに応えるハイレベルで個性的な事業や、文化の人づくりを推進するため、(財)三重県文化振興事業団が実施する事業への支援を行います。
2 みえ県民文化祭推進事業【基本事業名 13102 文化団体等の育成・強化や文化活動に対する支援】
当初予算額: 60,000(千円)
事業概要: 県民総ぐるみの文化の祭典として、様々な文化活動の成果を演じ、観て楽しみ広く交流する「みえ県民文化祭」を開催します。また、国民文化祭への参加支援、及び、各種文化活動を協賛事業として支援するなどし、地域文化の振興を図ります。
3 俳句のくに・三重創造事業【基本事業名 13103 文化資源を活用したまちづくりなどに対する支援】
当初予算額: 9,414(千円)
事業概要: 「俳聖」松尾芭蕉を生んだ三重県を、俳句募集等を通じて全国及び世界に情報発信することにより、三重のイメージアップを図るとともに、学校や生涯学習の場で、心豊かなひとづくりの手段として俳句を活用します。さらにこの「俳句のくにづくり」を三重の文化資源活用のリーディング事業として行うことで、特色ある三重の文化振興をはかる。
4 「芭蕉さんがゆく」事業【基本事業名 13103 文化資源を活用したまちづくりなどに対する支援】
当初予算額: 127,263(千円)
事業概要: 三重の生んだ俳聖 松尾芭蕉の生誕360年にあたる2004年に歴史文化や自然などの様々な魅力を用いて、伊賀や三重を全国に向けて発信する。
民と官の協働、地域が一体となった取り組みの中で、内に向けては新しい時代の人づくり・地域づくりを、外に向けては伊賀という地域のブランド化を実現する。
平成15年度は、平成16年度に向けての事業実施の推進と情報発信のための事業を実施する。
5 <新>「さん」プロジェクト推進事業【基本事業名 13101 文化にふれあう機会の提供】
当初予算額: 33,000(千円)
事業概要: 三重県文化振興事業団および総合文化センター周辺施設のこれまでの運営方法を見直し、新しい「文化」のあり方を検討しながら、これらの施設を核とした生活文化拠点機能を構築する。