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■県民の皆さんから寄せられた「声」の概要■
青山高原にある風力発電の影響で、体調不良を訴えた方がいるようです。新しく建つ風力発電は従来の風力発電所よりもさらに大きく、場所は集落に近いと聞いています。健康被害が従来の発電のときよりも増えるのではないでしょうか。
健康被害が出てから対処するということではなく、新しい風力発電所は建てないでほしいです。
現在の風力発電は日本一の大規模なものと聞いていますが、まだ更に風力発電が必要なのはなぜですか。
●雇用経済部 ものづくり産業振興課
<県の考え方・取組・方針>
ご意見ありがとうございます。
三重県では「三重県新エネルギービジョン」(令和2年3月改定)を策定し、我が国が抱えるエネルギー問題に対して、三重の地から積極的に貢献することをめざし、地域資源や地理的条件を生かした安全で安心なエネルギーの創出と、新エネルギーの導入による温室効果ガスの排出抑制、産業振興、地域づくり等を推進するための県のあるべき姿を示しています。
こうした中、平成24年7月に導入された再生可能エネルギー固定価格買取制度の効果などもあり、太陽光発電や風力発電については県内で多くの導入計画が進んでいますが、一方で自然環境や景観との調和等が地域課題として顕在化してきています。
このため県では、風力発電を計画する事業者に対し、資源エネルギー庁が策定した「事業計画ガイドライン(風力発電)」(2020年4月改定)に則り、関係法令及び条例の規定の遵守はもちろんのこと、地域との共生が図られるよう地域住民に十分配慮した事業を計画するとともに、防災、環境保全、景観保全等を考慮した設計・施工を行うよう求めています。
<三重県総合計画>
【政策】強じんで多様な産業
【施策】Society 5.0時代の産業の創出
【事業】新エネルギーの導入促進とエネルギー関連技術の開発
●環境生活部 地球温暖化対策課
<県の考え方・取組・方針>
ご意見ありがとうございます。
風力発電所の建設にあたっては、安全安心な県民の暮らしが確保され、自然環境との調和がとれたうえで、適正に進められることが重要であると考えています。
ご意見いただいている風力発電事業は、環境影響評価法に基づく環境影響評価の手続きが行われているところです。
環境影響評価(環境アセスメント)手続きは、開発事業の内容を決めるにあたって、それが環境にどのような影響を及ぼすかについて、あらかじめ事業者自らが調査・予測・評価を行い、その結果を公表して地域住民や自治体などから意見を聴き、それらを踏まえて環境の保全の観点からよりよい事業計画を作り上げていくための制度です。
県としては、今後、環境影響評価法に基づき、経済産業大臣に対し、環境の保全の見地からの意見を述べることとなります。
その際には、専門家や事業に関係する自治体、並びに地域住民の方々からの意見をふまえ、事業実施に伴う騒音等の生活環境や、希少生物等の自然環境、景観等への影響について、事業者が適切に予測を行ったうえで、影響を可能な限り低減することを求めてまいります。
<三重県総合計画>
【政策】環境を守る
【施策】環境への負荷が少ない持続可能な社会づくり
【事業】持続可能な社会を実現するための基盤づくり