サミット情報
サミットとは伊勢志摩サミットの開催概要と過去に開催されたサミットの情報
▼ 伊勢志摩サミットの詳細は、外務省公式ホームページをご確認ください。
G7サミットとは
G7サミットとは、日、米、英、仏、独、伊、加7か国の首脳並びに欧州理事会議長及び欧州委員会委員長が参加して開催される首脳会議です。ウクライナ情勢を受けたロシアのG8への参加停止により、2014年以降G7サミットとなっているものです。
G7サミットでは、国際社会が直面する様々な課題について、首脳は一つのテーブルを囲みながら、非公式かつ自由闊達な意見交換を通じてコンセンサスを形成します。そして、その成果が宣言としてまとめられます。グローバル化が進むと世界各国の相互依存関係が進み、物事が起こりかつ展開する速度が速くなり、その影響するところも国境を越えて大きくなりますが、それらに有効に対処するためには、柔軟で果断かつバランスのとれた決断、効果的な措置が必要となります。G7サミットには他の多くの国際的なフォーラムと異なり事務局がありませんが、それぞれの国で総合的・横断的に様々な分野を総覧する立場にある首脳がトップダウンで物事を決めるため、適切な決断と措置を迅速に行うことが可能になります。
G7サミットを開催する国が、開催する年の1月~12月の1年間、G7議長国となります。G7議長国は、サミット開催に向けた事前の準備会合や、実際の首脳会合や外相会合を始めとした閣僚会合の開催のための諸準備及び議事進行を行います。
これまで日本は1979年、1986年、1993年、2000年、2008年の5回議長国となっています。そして今年三重県伊勢志摩にて、6回目の議長国としてG7サミットを開催します。
サミット開催の経緯
1970年代に入り、ニクソン・ショック(ドルの切り下げ)や第1次石油危機などの諸問題に直面した先進国の間では、世界経済問題(マクロ経済、通貨、貿易、エネルギーなど)に対する政策協調について首脳レベルで総合的に議論する場が必要であるとの認識が生まれました。
このような背景の下、ジスカール・デスタン仏大統領(当時)の提案により、1975年11月、パリ郊外のランブイエ城において、日、米、英、仏、独、伊の6か国による第1回首脳会議が開催されました。
1975年のランブイエ首脳会議の結果、世界経済問題に対応するために先進国の首脳が集まって政策協調のための議論の場を持つことの重要性が認識され、各国が持ち回りで議長国を務めつつ毎年首脳が集まって会合をもつことになりました。
その後、世界経済の諸問題と並んで、冷戦を背景とした東西問題、更には冷戦崩壊後の国際問題、南北問題やその時々の世界情勢などの政治問題が議論の対象とされるようになり、さらには気候変動、エネルギー、貿易、開発などの地球規模の問題についても議論されるようになっています。このようにして、主要国の政策協調の場であるサミットの重要性はますます高まっています。
出典:G7伊勢志摩サミット公式ホームページ
http://www.g7ise-shimasummit.go.jp/summit/qaa.html
参加国のご紹介
参加国の略史や政治、経済についてご紹介いたします。
また、女性の活躍についても、管理職に占める女性の割合や、企業や政治における女性のポジティブ・アクションについて、活躍している女性の代表も以下のPDFにて詳細にご案内しております。
サミット開催国年表(1975~2016年)
近年のサミットは、セキュリティ面とリゾート性を考慮して、大都市圏以外の観光地等で開催することが主流です。「リトリート方式」といわれ、2008年の北海道洞爺湖サミットもこの方式で行われました。過去に開催された開催国と開催地は以下のとおりです。
回 | 年 | 開催国 | 開催地 |
---|---|---|---|
42 | 2016 | 日本 | 伊勢志摩 |
41 | 2015 | ドイツ | エルマウ |
40 | 2014 | ベルギー | ブリュッセル |
39 | 2013 | イギリス | ロック・アーン |
38 | 2012 | アメリカ | キャンプ・デービッド |
37 | 2011 | フランス | ドーヴィル |
36 | 2010 | カナダ | ムスコカ |
35 | 2009 | イタリア | ラクイラ |
34 | 2008 | 日本 | 北海道洞爺湖 |
33 | 2007 | ドイツ | ハイリゲンダム |
32 | 2006 | ロシア | サンクトペテルブルク |
31 | 2005 | イギリス | グレンイーグルズ |
30 | 2004 | アメリカ | シーアイランド |
29 | 2003 | フランス | エビアン/パリ |
28 | 2002 | カナダ | カナナスキス/ ウィスラー |
27 | 2001 | イタリア | ジェノバ |
26 | 2000 | 日本 | 九州・沖縄 |
25 | 1999 | ドイツ | ケルン |
24 | 1998 | イギリス | バーミンガム |
23 | 1997 | アメリカ | デンヴァー |
22 | 1996 | フランス | リヨン |
21 | 1995 | カナダ | ハリファックス |
20 | 1994 | イタリア | ナポリ |
19 | 1993 | 日本 | 東京 |
18 | 1992 | ドイツ | ミュンヘン |
17 | 1991 | イギリス | ロンドン |
16 | 1990 | アメリカ | ヒューストン |
15 | 1989 | フランス | アルシュ |
14 | 1988 | カナダ | トロント |
13 | 1987 | イタリア | ヴェネチア |
12 | 1986 | 日本 | 東京 |
11 | 1985 | 西ドイツ | ボン |
10 | 1984 | イギリス | ロンドン |
9 | 1983 | アメリカ | ウィリアムズバーグ |
8 | 1982 | フランス | ヴェルサイユ |
7 | 1981 | カナダ | オタワ |
6 | 1980 | イタリア | ヴェネチア |
5 | 1979 | 日本 | 東京 |
4 | 1978 | 西ドイツ | ボン |
3 | 1977 | イギリス | ロンドン |
2 | 1976 | アメリカ | プエルト・リコ |
1 | 1975 | フランス | ランブイエ |