先輩職員の声（社会人経験を生かして働く職員）　　　　　　　　　　　　　　　

A　民間企業で勤務していた際、偶然にも「三重とこわか国体・三重とこわか大会」実行委員会事務局に派遣となり、約１年３か月、三重県職員として仕事をさせていただく機会がありました。同大会の成功のため、三重県の活性化のために県職員の一員として、協力団体や職員など関係者と一丸となって取り組む経験を通して、いつしか三重県職員として働く自分の姿をイメージするようになり、生まれ育った三重県に貢献したいという気持ちが芽生えたことが三重県職員をめざしたきっかけです。

A　大きく２つの業務があります。
　１つ目は、三重県だけでなく、県境を越えて取り組むべき観光や医療など幅広い分野での広域的な課題、人口減少や地域における公共交通の維持・確保など地域が抱える共通の課題の解決に向けて、知事が各種知事会議（全国知事会議、中部圏や近畿圏の知事会議等）に出席し、地域の現状や課題を意見交換しながら、国等に対して、提言・要望活動を行っています。
　２つ目は、三重県の施策を推進するうえで、必要な国の制度の創設や改正、政府予算の確保のため、県独自で国（関係する省庁）等への提言・要望活動を実施しています。

A　私は、知事会議の運営や県単独で行う国等への提言・要望活動を担当しています。
　知事会議の運営については、紀伊半島知事会議、日本創生のための将来世代応援知事同盟サミット等において、議題や資料等の調整を行っています。三重県内で知事会議を開催する際には、視察先や会議場所の検討や開催地との調整、当日の会議運営等を行います。
　また、県独自で行う国等への提言・要望活動については、三重県として施策の推進に必要な国の制度改正や予算確保のための提言・要望内容を知事の意向をふまえて、県庁内の各部局と調整します。そして、年２回知事が省庁等を訪問して大臣等に提言・要望する際には、私も随行しています。

A　前職は鉄道会社で、駅係員や駅助役として安全管理や接客業務などに携わったり、沿線活性化のため、自治体と連携した観光プロモーション業務に携わったりしていました。
　現在の業務においても、仕事で接する相手に対して、元気な挨拶、笑顔、丁寧な言葉遣いなどを忘れず、まずは人として信頼され、一緒に仕事がしたいと思ってもらえるような言動を心がけています。特に現在の業務はほとんどが調整業務なので、前職で培った関係先と調整する力、win-winの交渉をする意識、チームで業務を遂行する力が発揮できているのではないかと感じています。

A　やはり三重県職員をめざしたきっかけである、生まれ育った三重県のために仕事ができることです。これは、自分自身が想像していた以上にやりがいを感じられることなんだと実感しています。どのような業務であっても全て県民の方につながっていて、三重県の発展に貢献できるということを忘れないようにしています。
　また、職場のメンバーも同じように三重県愛を持っており、そのような仲間とともに三重県の発展という同じ目標に向かって日々仕事ができることに対しても喜びを感じています。
　転職は私にとって、これまでの人生で最大のチャレンジでした。今でも戸惑いの連続ですが、人脈が広がり、未知の領域を知ることができる刺激、そして何より私の転職という決断を支えてくれる職場の仲間、応援してくれる前職の仲間や家族の存在により、三重県職員を選んでよかったと感じています。

A　今後も前職での経験を生かしながら、さまざまな業務を経験し、人脈や視野を広げることにより、県職員として、社会人として、また人間的にも成長していきたいです。
　まずは、目の前の業務に真摯に向き合うことで信頼を得て、一緒に働きたいと思ってもらえる県職員、県庁外の方からもまた会いたいと思ってもらえる県職員をめざしたいです。
　また、今後どのような業務を担当する際にも、生まれ育った大好きな三重県の魅力を県内外に発信することを心がけ、県内の方には三重県をもっと好きになってもらい、県外の方には三重県を知り、訪れたいと思ってもらうための一翼を担うような県職員になることが今後の目標です。

A　転職を考えている皆さん、転職はとても勇気がいることです。決断にあたっては、私自身も迷いや不安があり、県職員になった今でも戸惑うこともあります。
　しかし、それ以上に、生まれ育った三重県のために働けるという大きなやりがいを感じることができ、これまでにない経験や人との出会いにより、人間として成長できる絶好の機会だと思います。こうした想いを皆さんにもぜひ味わってほしいと思います。
　三重県庁には皆さんの決断を支えてくれる仲間がいます。安心して挑戦してください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。