職員研修
三重県では、職員として必要な知識及び技能等の習得や能力開発のために、各階層・職責に応じて様々な研修を行っています。
各段階で必要とされる能力を考慮したうえで、資質の向上を支援する研修や、現場で使えるより実務的・実践的な知識及び技能等の習得に重点を置いた研修を実施しています。
また、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、オンラインを活用した研修の実施などにも取り組んでいます。
★職員研修体系★
![]() |
![]() |
★項目★
・新規採用職員研修
・ブラッシュアップ研修
・三重県職員人づくり基本方針
新規採用職員研修
![]() |
入庁時研修では、三重県職員として必要な基礎知識を習得するとともに、公務員としてのプロ意識を高めることにより即戦力となる職員を養成します。 具体的には、公務員倫理、県の服務、県政の基本方針、マナー、仕事の基礎、県の福祉施策、ユニバーサルデザイン、防災など、職員として必要な心構えや基礎知識の習得をはじめとして、仕事において最大限の成果を生み出すために必要とされる論理的思考力やコミュニケーション能力などを育て、業務遂行力のレベルアップを図るとともに、チームで仕事をする力を高めていきます。 |
![]() |
![]() |
全体研修 | ユニバーサルデザイン講座 |
![]() |
![]() |
接遇研修(社会人マナー研修) | 名刺交換(社会人マナー研修) |
![]() |
![]() |
~グループワークでの一コマ~ 仕事は自分だけでしていくものではなく、組織でしていくものです。 グループワークを通じて、チームとして仕事をする意識を醸成したり、 コミュニケーション能力や課題発見力などの向上を図ったりします。 また、研修時においては「同期とのつながり」「横のつながり」といった人脈づくりも大切です。 |
![]() |
![]() |
災害疑似体験研修 | 救急搬送法に関する研修 |
![]() |
![]() |
屋内消火栓に関する研修 | 地震体験 |
~防災研修~ 災害発生時に県職員としてどのように行動するかを理解し、心構えを醸成します。 実際に災害が起きたことを想定した災害疑似体験研修をはじめ、様々な実習を行います。 |
![]() |
![]() |
~同期との出会い~ 同期の仲間は総勢100人以上います。 グループワークや休憩時間に交流を深めています。 同期は年齢や職種もさまざまですが、研修会場は同期と親睦を深める「場所」でもあります。 新規採用研修を終えてからも、5年目研修まで毎年研修が続きますので、 同期と「つながり」を持つ機会はたくさんあります。 |
新規採用職員マルチ・トレーニング制度
将来の三重県庁を支えていく人材として、今後の成長に大きな可能性をもった意欲十分な新規採用職員を、大切に育てていかなければなりません。そのなかで、新規採用職員の育成にあたっては、将来的な成長を見据えつつ、効果的・効率的に指導・教育を行うことが必要です。新規採用職員には、新規採用職員研修をはじめとしたさまざまな研修の機会が与えられておりますが、新規採用職員の最も効果的な育成方法は、職場での日常のさまざまな機会に、上司・先輩からの指導・助言を受け、経験を重ねる中で、知識や技能を身につけていくことです。つまり、職場での仕事を通じた人材育成(OJT)が最も重要になります。
三重県では、「新規採用職員マルチトレーニング制度」を取り入れ、「1対1」ではなく、「みんなで行う人づくり」として、新規採用職員1人に対し、職場における「OJTリーダー」を中心に「複数のトレーナー」によって、新規採用職員の育成を行っています。
![]() |
![]() |
新規採用職員は、不安な気持ちを抱えながら、初めての職場で、初めての上司・先輩に囲まれて緊張しています。分からないことや困ったことがあっても、上司や先輩が忙しそうにしていると、なかなか質問や相談をしにくいものですが、マルチトレーニング制度により、職場のみんなでサポートを行いますので、安心して働くことができます。 |
ブラッシュアップ研修
階層別の研修である基本研修、管理監督者研修以外にも、職員に必要な能力を磨き上げるため、定期的にブラッシュアップ研修を受講することができます(希望者のみ受講)。また、職員の時間の都合に合わせて受講できる「e-ラーニング研修」を若手、中堅、ベテラン、管理職等において効果的に活用して実施します。
令和4年度実施例:
『法制執務講座~条例・規則の読み方・作り方~』
『交渉・調整力研修』
『県民説明・クレーム対応研修』
『自治体職員のための問題解決思考力アップ研修』
『キャリア活用研修~100年時代の充実した人生につながる働き方~』
『チームビルディング研修』
『e-ラーニング※による研修』など
※e-ラーニングの「e」は、electronicの略で、Electronic Learningが正式な名称です。
自学自習のツールであり、所属にある自分のパソコンにて受講することができます。
研修会場に行かなくても、自分の空いた時間に学習でき、自分のペースで研修を受講することができます。
三重県職員人づくり基本方針
三重県では、平成24年12月、県職員として求められる人材像や能力を明確にし、人材育成の手法や進め方を示す「三重県職員人づくり基本方針」を策定しました(平成28年12月、令和2年3月に改定を行いました)。 同方針の概要についてはこちらを、本冊についてはこちらをご覧ください。同方針で定めた目指すべき職員像は次のとおりです。
●目指すべき職員像● 県民とともにアクティブに、新しい三重を創っていく日本一の職員 「幸福実感日本一」の三重を創っていくために、県民の皆さんと共感できる感性を持ち、自ら行動できる日本一の職員を目指していく |