先輩職員の声(保健師)
医療保健部 健康づくり課 後藤 唯子 Gotou Yuiko 平成28年4月採用 (異動歴) H28.4 桑名保健所 H30.4 現所属
平成31年2月12日現在 |
Q なぜ三重県職員になろうと思ったのですか? |
|
---|---|
A 生まれ育った三重県で、保健師として広い視野を持ち県民の皆様の健康を支える存在になりたいという思いから、県職員を志望しました。 |
Q 健康づくり課は、どんな仕事をしているところですか? |
|
---|---|
A 健康に関する様々な施策を展開しています。がん対策、歯科保健対策、生活習慣病予防や栄養、メンタルヘルス対策など、県民の皆様の健康づくりを支援する業務を行うがん・健康対策班、難病などの医療費助成や支援を行う疾病対策班、精神疾患を抱える方々を支援する精神保健福祉班の3班体制です。保健師のみならず、行政職、管理栄養士、歯科衛生士、精神保健福祉士などさまざまな職種が配置されており、連携して取組を推進しています。 |
Q そのなかで後藤さんは、どのような仕事をしていますか? |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
A 私はがん・健康対策班に所属し、主に自殺対策・こころの健康づくりに取り組んでいます。平成29年度に「第三次三重県自殺対策行動計画」を策定し、県民の皆様が心身を健康に保ち、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」を目指しています。市町や保健所、関係機関や民間団体との連携を強化するための取組や県民の皆様にメンタルヘルスに関心を持っていただけるような啓発活動、地域における支援者の人材育成などに取り組んでいます。
|
Q 仕事の「やりがい」はどのような時に感じますか? |
|||
---|---|---|---|
A 自殺対策・こころの健康づくりには、様々な方面からの対策が必要であり、関係機関や他部署の方々と一緒に業務に取り組むことが多いのですが、その中で、自分にはない視点や知識をたくさん知ることができることにやりがいを感じています。また、保健所では、家庭訪問や相談を行っていますが、関わった方やその家族が少しでも元気になられた姿を見ることができたときにやりがいを感じます。 |
Q これまでの仕事で印象に残っていることは? |
|
---|---|
A 昨年度まで勤務していた保健所では、結核等の感染症対策を2年間担当し、結核患者への家庭訪問などを行っていました。その中で、結核患者さんを多職種で支援したことが印象に残っています。入院先の医師や看護師はもちろん、ケアマネージャーや訪問看護師、患者さんによっては事業所や学校とも連携しました。どんなに複雑な背景を抱えるケースでも、地域の支援者が手を取り合い、共に支援を行うことで少しずつ良い方向に向かっていくこともあります。多職種がそれぞれの専門性を発揮しながら、チームで患者さんの生活を支援することの大切さと、保健師には「つなぐ力」が求められることを感じました。 |
Q 受験希望者へのメッセージをどうぞ! |
|
---|---|
A 県保健師の大きな魅力の一つは、異動です。保健所や本庁等でさまざまな業務を経験することで、視点や価値観に広がりが生まれ、保健師としての能力が向上すると感じています。また、異動を重ねることで三重県という地域をより知ることができます。 |