マイワシ
三重県産の大羽イワシが市場に見られるようになりました。大羽イワシとは、マイワシの中でも大型のものを指す言葉です。
マイワシ ニシン目ニシン科
大羽イワシは大変脂が乗っており、新鮮なものはお刺身にして生姜醤油や青じそなどといっしょに食べると絶品です。また、シンプルに塩焼き、イワシのフライや、蒲焼にしても濃厚な味が楽しめます。イワシを調理するには包丁は要りません。手で頭を取り、そのまま爪を使って開きにして、背骨を抜き取るだけで簡単に調理できます。マイワシは若干小骨がありますが、カルシウムの塊と思って気にせず食べてしまいましょう。また、イワシ類には特にDHAやEPA等の不飽和脂肪酸類が多く含まれていますので、健康を気にされている方はぜひ食べてほしい魚のひとつです。イワシの持つビタミン類や鉄などのミネラルなどの成分は、魚肉だけ食べるよりも丸かじりする方が数倍から10数倍も多く摂取できます。丸干しの丸かじりが本当は最もおすすめの食べ方ですよ。お子様は、子どものころから丸かじりの習慣を身につけるよう,食育をお願いします。
マイワシは、伊勢湾から熊野灘の各地で巻き網、舟曳網、定置網等の漁法で漁獲されます。鱗がついているようなきれいなマイワシを見かけたら、ぜひ食べてくださいね。
生きたイワシの首を折って血抜きをしてみたところ、大変おいしい刺身になりました。
工夫次第でどこまでもおいしくなりそうです。
(企画・資源利用研究課)