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平成31年02月08日

麻しんQ&A

 麻しんは空気感染するため、麻しん患者と同じ空間を共有するだけでも感染する可能性があります。このページでは、麻しんに関する対応や、ワクチン接種についてご説明します。
 

よくある問い合わせ

   
Q麻しんとは?
A麻しんウイルスによる感染症で、感染力は極めて強く、麻しんに対する免疫を持っていない人が,感染している人に接すると、ほぼ100%の人が感染します。
 症状としては、約10~12日間の潜伏期間の後、38度程度の発熱及び風邪症状が2~4日間続き、その後39度以上の高熱とともに発疹が出現します。主な症状は、発熱・発疹の他咽頭痛、咳、鼻水、目の充血(目やにが多く出る)などです。
   
Qワクチンを接種した方がよいですか?
A麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。予防接種が最も有効な予防法といえます。
 ワクチンを接種していると、もし、麻しんにかかっても症状は軽く、他の人にうつすことも少なくなります。
 母子手帳を確認し、1歳以上で年齢に応じた必要回数のワクチン接種を受けていない方、これまでに麻しんにかかったことがない方は、速やかな接種をお願いします。

【2回の定期接種の対象者】
 1回目:1歳児
 2回目:小学校入学前1年間の幼児

 なお、成人の方の予防接種の費用は本人負担となります。費用は医療機関により異なりますが、約1万円程度になります。
 

(参考)年齢別麻しん・風しん予防接種状況(pdf:58kb)

   
Qワクチン接種歴が分からないのですが
Aワクチン接種歴がはっきりしない場合は麻しんの抗体価を測定する方法があります。抗体検査を希望される場合は、かかりつけ又は最寄りの医療機関にご相談ください。
 なお、抗体検査の費用は自己負担となります。費用は医療機関により異なりますが、約5~6千円程度になります。
 結果の解釈には、測定方法および抗体価(数値)の情報が不可欠なので、医療機関から結果の記録をもらうようにしてください。
   
QMRワクチン等の効果は接種後、いつ頃出始めるのでしょうか?効果はいつまで続くのでしょうか?
Aワクチン接種後約2週間から麻しんウイルスに対する抗体が血液中に出現し、麻しんに対する免疫が獲得できます。一度抗体が獲得できれば一生涯免疫が続くとされています。
 ただし、1歳未満で接種した際には、血液中に残っている移行抗体(出生前に胎盤を通じて母親から胎児に与えられる抗体)の影響でワクチンの効果が十分に発揮されない恐れがあるため、通常の2回の定期接種(1歳と小学校入学前1年間)を受ける必要があります。
   
Q抗体検査を受けた方がよいですか?
A1歳以上で年齢に応じた必要回数の予防接種を受けていることが記録(母子健康手帳等)で確認できる場合は必要ありません。ただし、0歳での接種は回数に含まれませんのでご注意ください。
 抗体検査を希望される場合は、かかりつけ又は最寄りの医療機関にご相談ください。
 麻しんの抗体検査はEIA法(IgG)、中和法、PA法の3種類ありますので、これらのいずれかで検査を受けてください。それ以外の方法は、麻しんに対する抗体があるかどうかの確認には使えません。
 結果の解釈には、測定方法および抗体価(数値)の情報が不可欠なので、医療機関から結果の記録をもらうようにしてください。
 なお、抗体検査の費用は自己負担となります。費用は医療機関により異なりますが、約5~6千円程度になります。
   
Q定期接種対象期間に病気により予防接種を受けられなかったがどうしたらよいでしょうか?
A病気が治った時点で速やかに受けてください。その場合は、任意接種となります(※)。
 自治体によっては、任意接種に対して、一部費用の助成をしている場合があります。

 ※病気の種類によっては治癒後、定期接種可能な場合があります。詳しくはお住いの
  市町予防接種担当課(室)へお問い合わせください。
   
Q麻しん患者が発生した場合の対応はどうなっていますか?
A医師は麻しん患者と診断した場合、保健所に届け出ることになっています。届出があると、保健所は患者が他の人に麻しんをうつす期間(感染可能期間:発熱前日から解熱後3日まで)に接触した方(接触者※)をリストアップし把握を行います。接触者には、保健所、あるいは医療機関等から麻しんの患者と空間を共有したという連絡が入り、健康観察の対象となります。

 ※接触者とは、感染可能期間内に患者と以下のような接触があった方です
  (発熱がない場合の感染可能期間は、発疹出現4日前から発疹出現後5日までとします)
  ・直接接触した方
  ・患者から2メートル以内の距離で患者さんの咳、くしゃみ、もしくは会話などによって飛沫をあびた
   可能性のある方
  ・患者さんから離れていても密閉された空間(空調を含む)を共有した方

   国立感染症研究所感染症疫学センター作成「麻疹発生時対応ガイドライン 第二版」 P11より抜粋

   
Q接触者になってしまったらどうなるのですか?
A麻しんウイルスに感染すると、7~21日後に麻しんを発症する可能性があります。そのため、接触者になられた方には、毎日健康観察として、ご自身の体調を注意深く観察し、1日2回(朝・夕)体温測定を行っていただきます。(最大21日間の健康観察期間)
 また、患者に接触したと考えられる日(曝露)から3日以内に緊急にワクチンを接種することで発病を予防できる可能性があります。接種不適当者(※)に該当しない場合は、速やかにかかりつけ又は最寄りの医療機関に必ず受診前に電話で相談のうえ指示を仰いでください。

 ※接種不適当者
 ・妊娠していることが明らかな方(妊娠中、妊娠の可能性がある者)
 ・明らかに免疫機能に異常のある病気を有している方、免疫を抑える治療を受けている方
 ・接種時に発熱37.5℃以上、重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
 ・麻疹あるいは風疹含有ワクチンの成分によってアナフィラキシーを認めたことが明らかな方
 ・上記以外で、予防接種を行うことが不適当な状態にあると医師が判断した方
   
Q発症の予防方法はあるのでしょうか?
Aワクチン接種が最も有効な予防法といえます。
 ワクチンを接種していたとしても、患者との濃厚な接触(長時間の同じ車内での滞在、同室内での生活など)があった場合など、完全に発症を予防することができない場合もありますが、ワクチンを接種していた場合には、万一麻しんにかかっても症状は軽く、他の人にうつすことも少なくなります。
 また、患者に接触したと考えられる日から3日以内に緊急にワクチンを接種することで発病を予防できる可能性があります。接種不適当者(※)に該当しない場合は、速やかにかかりつけ又は最寄りの医療機関に必ず受診前に電話で相談のうえ指示を仰いでください。
   
Q麻しんに対する免疫がないのに麻しん患者と接触があることが分かりました。どうすればよいでしょうか?
A麻しんの患者と接触した時期がはっきりしている場合は、患者に接触したと考えられる日から3日以内であれば緊急にワクチンを接種することで発病を予防できる可能性があります。接種不適当者(※)に該当しない場合は、速やかにかかりつけ又は最寄りの医療機関に必ず受診前に電話で相談のうえ指示を仰いでください。
   
Q接触者になり健康観察している期間に「麻しんかな?」と思ったらどうしたらよいでしょうか?
A鼻水やのどの痛みなどの体調の変化や、発熱(37.5℃以上)を認めた場合は、速やかに保健所または健康観察を指示した者へ連絡してください。
 受診する医療機関には、事前に連絡し、ご自身が「麻しん患者の接触者」であることを伝えていただいた上で、受診方法(受診時間や受診する際の入り口など)について医療機関の指示を仰いでください。
   
Qワクチンを接種していれば発症しませんか?
Aワクチンを接種していたとしても、患者との濃厚な接触(長時間の同じ車内での滞在、同室内での生活など)があった場合など、完全に発症を予防することができない場合もあります。
 麻しんワクチンの1回接種で約95%、2回接種では99%の人が免疫を獲得するとされていますが、特に1回接種の場合、時間の経過とともに免疫効果が不十分になる方がいます。このような人が麻しんウイルスに感染した場合、「修飾麻しん」といって、典型的な症状が現れない麻しんを発症することがあります。
 修飾麻しんの場合、潜伏期(麻しんウイルスに感染してから症状が出るまでの期間)が長くなる、高熱が出ない、発熱期間が短い、コプリック斑(麻しんに特徴的な口の中の発疹)が出現しない、発疹が手足だけで全身には出ない、発疹は急速に出現するけれども融合しない(典型的な麻しんでは発疹が経過中に融合していきます)などの特徴があります。過去の疫学調査によれば、修飾麻しんは症状が軽く、かつ感染力が弱いと考えられています。
   
Q麻しんが怖くて安心して外出できないです。
A麻しんを予防するためにはワクチンを接種することが一番効果的です。1回接種で95%、2回接種で99%の方が麻しんから守られます。まずは、ご自身のワクチン接種歴をご確認ください。
 1歳以上で年齢に応じた必要回数の予防接種歴がある方(記録で確認できる場合)および明らかに麻しん罹患歴がある方(検査で麻しんと確定された場合)は、特に活動を控えていただく必要はありません。
 

(参考)年齢別麻しん・風しん予防接種状況(pdf:58kb)

   
Q外出の際に、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか?
A1歳以上で年齢に応じた必要回数の予防接種歴(記録で確認できる場合)のある方や明らかな麻しん罹患歴がある方(検査で麻しんと確定された場合)は、特に行動を控えていただく必要はありません。
   
Q登園(登校)・出勤してもよいでしょうか?
A麻しん患者と接触したと考えられる場合、検査で診断した麻しんの罹患歴がなく、かつ予防接種歴がない場合には、発症の可能性が極めて高いと考えられます。
 健康観察期間内は発症した場合に備え、登園(登校)、出勤を控えていただきますようご協力をお願いします。また、毎朝夕、検温し発熱(37.5℃以上)を認めた場合には、速やかに保健所にお電話いただくか、かかりつけまたは最寄りの医療機関に必ず受診前に電話で相談のうえ指示を仰いでください。
 1歳以上で年齢に応じた必要回数の予防接種歴(記録で確認できる場合)のある方や明らかに麻しん罹患歴がある方(検査で麻しんと確定された場合)は、特に登園(登校)、出勤を控えていただく必要はありません。ただし、毎朝夕の検温で発熱あるいは発疹を認めた場合は、保健所にお電話いただくか、かかりつけまたは最寄りの医療機関に必ず受診前に電話で相談のうえ指示を仰いでください。
   
Q妊娠しており、麻しんの流行が心配です。どうしたらよいでしょうか?
A妊娠中に麻しんにかかると流産や早産を起こす可能性があります。明らかな麻しん罹患歴(検査で麻しんと確定された場合)がなく、1歳以上で年齢に応じた必要回数の予防接種歴がない(または不明)方は、妊娠前であればワクチン接種を積極的に検討すべきですが、既に妊娠している場合はワクチンを接種できませんので、麻しん流行時には外出を避け、人込みに近づかないようにするなどの注意が必要です。
   
Q麻しんも風しんもインフルエンザも流行しています。発熱で受診する時はどうしたらよいでしょうか?
A麻しん、風しん、およびインフルエンザの患者の発症初期の症状は非常に似ているため、症状だけでの判断は難しいので、ご自身の予防接種歴や既往歴、周りの流行状況をご確認ください。少しでも接種歴等の情報があったほうが診断の助けになります。
 判断に迷われた場合はかかりつけまたは最寄りの医療機関に受診前に電話でご相談ください。医療機関へのご連絡の際には、周囲の流行状況や予防接種歴についてもお伝えください。
   

本ページに関する問い合わせ先

三重県 医療保健部 感染症対策課 感染症対策班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁4階)
電話番号:059-224-2712 
ファクス番号:059-224-2558 
メールアドレス:kansenta@pref.mie.lg.jp

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