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令和02年03月05日
認知症ケア製品等開発・普及加速化事業について
事業の概要
高齢化が加速する中、平成28年5月に開催された伊勢志摩サミットでは、認知症にやさしい地域づくりや認知症の人の生活の質の向上を可能にするようなICT・ロボット等の研究開発の重要性とその推進が表明されました。さらに、同年10月にポストサミット事業として開催された「認知症サミット in Mie」では、医療・介護従事者や研究者、企業等多職種による討議が行われ、その成果であるパール宣言において、医療・介護と産業との連携の必要性が打ち出されました。
こうしたことから、県では、介護する側に加えて認知症の人やその家族に目を向けた製品・サービス等(以下「認知症ケア製品等」という)の創出をめざし、認知症ケア製品等の普及促進や開発を加速化させる取組を平成29年度から行っています。
主な取組(平成29年度~令和元年度)
(1)認知症ケア製品等展示会の開催(普及啓発・販路開拓・ニーズ調査)
認知症ケア製品等の普及啓発や販路開拓を行うとともに、製品等の改良・開発につなげるためのニーズ収集を目的に、認知症ケア製品等の展示会を県内で計6回実施しました。当日は、認知症の人の生活支援や介護での困りごと等に対応する製品等を延べ46製品展示し、認知症の人の家族や医療・介護従事者と出展者との意見交換が行われました。
<展示製品例>
服薬管理機器、音声認識機能のあるロボット、見守りサービス 等
<展示会の様子>
(2)認知症ケア製品等開発企画創出ワークショップの開催(製品開発支援)
認知症ケア製品等の新たな製品開発等に向けたアイデアである製品等開発企画を創出するため、ワークショップ(企業や医療・介護従事者等が認知症ケア製品等について議論する場)を計2回開催しました。当日は、活発な議論が交わされ、製品等開発企画が8件創出されました。
<ワークショップのテーマ>
・介護施設におけるICT・ロボットの活用
・介護施設で使用する入浴・排泄関連製品の開発 等
<ワークショップの様子>