公立学校職員の懲戒処分について

　平成２６年６月２日付けで、下記のとおり懲戒処分を行いました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

１　処分年月日　平成２６年６月２日

２　被処分者、根拠法令、処分内容及び処分対象事案の概要
（１）津市立西郊中学校　教諭（男性２９歳）
・　根拠法令　　地方公務員法第２９条第１項第１号及び第３号
・　処分内容　　免職
・　概　　要
　上記の者は、平成２６年４月２２日午前７時２０分頃、近畿日本鉄道株式会社名古屋線久居駅西口エスカレーターにおいて、スマートフォンの動画撮影機能を使って女性のスカートの中を盗撮し、「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」違反の容疑で逮捕されました。
　また、同人は、同年３月下旬から４月にかけて、同駅構内で同様の盗撮行為を複数回行いました。
　なお、同人は、５月２日、津地方検察庁により不起訴処分とされました。

（２）大台町立協和中学校　教諭（男性５５歳）
・　根拠法令　　地方公務員法第２９条第１項第１号及び第３号
・　処分内容　　戒告
・　概　　要
　上記の者は、現在の勤務校である大台町立協和中学校で同人が作成した平成２３～２５年度の同校生徒の個人情報等を保存したＵＳＢメモリと、同人が異動後も保持し続けていた平成１０年度及び平成１８年度から２２年度に作成した多気郡内公立中学校３校の生徒の個人情報等を保存したＵＳＢメモリの合計９個を、校長の許可を得ることなく日常的に校外に持ち出していたところ、平成２６年５月９日、多気郡教育会館駐車場において盗難の被害に遭い、ＵＳＢメモリに保存した延べ９１０人の生徒の個人情報を紛失しました。
　さらに、同人は、校長の許可を得ることなく作成した合鍵２本を含む同校施設の鍵４本をこの盗難により紛失しました。

３　今後の方針
　児童生徒の健全な育成を指導する責任を担い、個人情報等の適正な管理について義務を負う教員のこのような行為は、学校教育に対する県民の信頼を著しく損なうものであり、かかる事案が発生しましたことを重く受け止めています。
　県教育委員会としましては、市町等教育長会議や県立校長会議等あらゆる機会を捉え、　服務規律の確保について徹底するとともに、教職員の一層の資質向上に努めてまいります。