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■県民の皆さんから寄せられた「声」の概要■
新型コロナウイルスによる影響で、急に学校が休校となり、保護者は困惑しています。学童保育への受け入れがうたわれていますが、どれだけが保護者運営によるものかご存知でしょうか。
学童を稼働させるために、保護者が身を削っています。仕事を休むと会社に助成金が出ますが、学童を稼働させるための尽力には助成金は出ないのですか。学童を整備しなかった行政が、勝手に学童に頼る現状は腑に落ちませんし、困り果てて立ち上げた学童をこんな風に使われるのも腑に落ちません。
学童を安定的に稼働させるために仕事を休む保護者には、どういった対応をしていただけるのでしょうか。
●子ども・福祉部 少子化対策課
<県の考え方・取組・方針>
この度はさわやか提案箱に、ご意見をいただきありがとうございます。
令和元年5月1日現在、三重県内においては400の放課後児童クラブがあり、そのうち113のクラブが保護者会の運営により行われております。
各放課後児童クラブの運営については、指導監督権限が市町となっておりますため、詳細を把握できてはいませんが、ご意見に書いておられるように「身を削って」クラブを運営いただいていることに深く敬意を表します。
今回の新型コロナウィルス感染症の対応に関する放課後児童クラブの開所につきましては、令和2年2月27日に厚生労働省から通知が出されており、「放課後児童クラブについては、共働き家庭など留守家庭の小学校に就学している子どもを対象としており、特に小学校低学年の子どもは留守番をすることが困難な場合があると考えられること等から、感染の予防に留意した上で、原則として開所していただく」こととされており、本県としましても厚生労働省の通知に沿った対応を実施しています。
開所時間の延長等に伴い、放課後児童支援員等が不足する場合については、人的体制を確保する観点から、学校の教師が、子どもたちの支援に関する専門家として、各教育委員会の職務命令等に基づいて放課後児童クラブの業務に携わることも可能とされています。
また、開所時間の延長等に伴い放課後児童クラブを稼働させる経費については、国基準額に基づき国が負担することとしています。
今回のケースは、学校が休校となるなかで支援が必要となる児童を受け入れるために放課後児童クラブの開所をお願いしているものでありますので、今後も引続き、児童の支援のために放課後児童クラブの安定的な運営について、ご協力をお願いいたします。
<三重県総合計画>
【政策】希望がかなう少子化対策の推進
【施策】子育て支援と家庭・幼児教育の充実
【事業】保育・放課後児童対策などの子育て家庭の支援
●雇用経済部 雇用対策課
<県の考え方・取組・方針>
厚生労働省において、小学校等の臨時休業により保護者が休職した場合等に、年次有給休暇とは別に、有給の休暇を取得させた企業に対する助成制度を設け、保護者の休みやすい環境づくりに向け、準備が進められています。
県としては、小学校等における一斉臨時休業に関して、県内の経済団体に対し、有給休暇取得や短時間勤務等、従業員が柔軟に勤務できるよう、会員企業への周知を要請しています。
今後も状況を注視しながら、必要な対応や支援策について検討します。
<三重県総合計画>
【政策】雇用の確保と多様な働き方
【施策】多様な働き方の推進
【事業】ワーク・ライフ・バランスの推進