かつて宅地開発により、前方部の一部が破壊されましたが、現在は市指定史跡となっており、保存が図られています。
これまでに埋葬施設の発掘調査は行われておらず、副葬品については知られていません。ただ、墳丘の一部の調査が行われており、円筒埴輪の破片が出土しています。出土した埴輪の特徴から、この古墳は古墳時代前期の終わりごろに築造されたと考えられます。
津市域では数少ない前期古墳で、墳丘の規模も大きいことから、海上交通などにも関わっていた、地域の有力な人物が葬られているものと推測されます。
 墳丘の様子
                          墳丘の様子おもな時代:古墳時代前期
遺跡の所在地:津市垂水

