現在位置:
  1. トップページ >
  2. スポーツ・教育・文化 >
  3. 文化施設 >
  4. 埋蔵文化財センター >
  5. みえの遺跡紹介 >
  6.  道瀬遺跡
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  教育委員会事務局  >
  3. 埋蔵文化財センター  >
  4.  活用支援課 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
令和07年11月21日

道瀬遺跡
海を介した広域交流と製塩

 道瀬遺跡は、熊野灘に面した海岸の砂堆上に位置します。熊野灘臨海都市公園整備事業に伴って、平成9・10年度に、三重県埋蔵文化財センターが発掘調査を行いました。

 この遺跡で人の活動が目立ち始めるのは、古墳時代前期の終わりごろです。古墳時代中期から後期にかけては、須恵器や土師器などの遺物が多量に見られ、人びとの活動が活発化したことがうかがえます。この時期の土器の中には、大阪府や愛知県で生産された須恵器のほか、関東地方の土器(鬼高式)をまねて作られたと考えられる、赤彩や黒彩が施された土師器の坏もみられ、海を介した広域交流の一端を担っていたことが分かります。

 その後、平安時代末から鎌倉時代前期にかけては、この地で製塩が行われていました。発掘調査では2基の製塩炉が確認されています。古代・中世には東紀州地域の海岸部で塩が生産され、海運によって各地へ運ばれていたことを示す、重要な遺跡といえます。 

    
              製塩炉                  平成10年度の調査状況


おもな時代:古墳時代前期から鎌倉時代前期
遺跡の所在地:北牟婁郡紀北町道瀬
発掘調査報告書のリンク:『道瀬遺跡(第1次)発掘調査報告』(1998年)
            『道瀬遺跡(第2次)発掘調査報告』(2000年)

本ページに関する問い合わせ先

三重県 埋蔵文化財センター 活用支援課 〒515-0325 
多気郡明和町竹川503
電話番号:0596-52-7034 
ファクス番号:0596-52-7035 
メールアドレス:maibun@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000305730