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令和07年12月26日

躑躅ケ城跡
ツツジの咲き誇る城跡

 躑躅ヶ城跡(つつじがじょうあと)は、賀田湾に面した標高180mほどの山頂に築かれた山城です。現在、遺跡としての名称は躑躅ヶ城跡となっていますが、一般的には曽根城跡として名が通っています。
 この城は、16世紀中頃に、曽根浦などの集落の人びとが治安維持のために近江から招いた佐々木宇右衛門(曽根弾正)によって築城されたと伝えられています。城から見下ろすことができる海沿いには熊野参詣道が通っており、やはり佐々木宇右衛門が曽根新田関所を設けていたとされます。
 城跡は複数の曲輪で構成されており、こうした曲輪や尾根を断ち切るように掘り込まれた堀切など、遺構が良好に遺存しています。
 現在、城跡は尾鷲市の史跡に指定されており、春先にはムラサキオンツツジの花が咲き誇る名所としても知られています。
    
                    城跡にある碑と説明板 

    
                       堀切の様子


おもな時代:室町時代後期(戦国期)
遺跡の所在地:尾鷲市曽根町
発掘調査発掘調査報告書のリンク:『三重の中世城館』(1976年)

本ページに関する問い合わせ先

三重県 埋蔵文化財センター 活用支援課 〒515-0325 
多気郡明和町竹川503
電話番号:0596-52-7034 
ファクス番号:0596-52-7035 
メールアドレス:maibun@pref.mie.lg.jp

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