御墓山古墳(みはかやまこふん)は伊賀市佐那具町に位置する前方後円墳でその全長は約190mあり、三重県内で最大のものです。柘植川左岸の丘陵を削りだし、後円部、前方部ともに三段築成で造られています。後円部には大きな盗掘坑がありますが、埋葬施設については詳しくはわかっていません。これまでに発掘調査は実施されていませんが、墳丘で採集された埴輪から5世紀初めに造られたと考えられています。
柘植川を挟み対岸の丘陵上には前方後円墳4基を含む外山・鷺棚古墳群があり、古墳時代の伊賀北部地域の中心的な地域であったと考えられています。
大正10(1921)年に三重県で最初の国史跡に指定されてました。
御墓山古墳 空撮写真

御墓山古墳 全景
おもな時代:古墳時代中期
遺跡の所在地:伊賀市佐那具町