土馬の用途については、災厄をもたらす疫病神を土馬に乗せて、穢(けが)れとともに水に流したとする説、もう一つは雨乞(あまご)いの祭りに使われたとする説の二つが考えられています。
カウジデン遺跡から出土したこの土馬は大きさが約25㎝程度で、尾や耳は欠けてしまっています。土馬の多くはこのように一部が欠けた状態で見つかることが多く、それは先のような説から、意図的に壊されたのではないかとも考えられています。

土馬【カウジデン遺跡(多気町)】
おもな時代:奈良時代
遺跡の所在地:多気町南弟国
発掘調査報告書のリンク:『県営圃場整備事業地域埋蔵文化財発掘調査報告』(1980年)