近年の水災害の頻発に加え、今後、気候変動の影響により更に激甚化するとの予測を踏まえ、治水計画をこれまでの「過去の降雨実績に基づくもの」から、「気候変動の影響を考慮したもの」へと見直し、さらなる治水対策を推進することとしています。
このたび、三滝川水系及び海蔵川水系の河川整備計画について、気候変動の影響による将来の降雨量の増大を考慮するとともに、事業進捗に伴う工事区間の延伸を踏まえた見直しを行いました。
なお、三重県では初となる、気候変動による影響を考慮した河川整備計画の見直しとなります。
1 策定の趣旨
三滝川水系及び海蔵川水系では、これまで平成18年に策定した河川整備計画に基づき、治水対策を
進めてきました。
一方、気候変動の影響による降雨量の増加や短時間強雨の発生件数の増加が指摘されており、従来
の想定を上回る水災害の発生が懸念されています。
このため、国の「気候変動を踏まえた治水計画のあり方」提言(令和3年4月改訂)に基づき、気候
変動による将来的な降雨量の増大を考慮し、今後の河川整備の目標や実施内容の見直しを行いまし
た。これを受け、令和8年4月21日に既存の河川整備計画を変更します。
また、約20年間の事業進捗を踏まえ、工事区間の延伸も行いました。
2 計画期間
令和8年度から概ね30年間
3 基本理念
気候変動による水災害リスクの増大を見据え、流域住民の生命及び財産の保護を最優先として、計
画的な河川整備を推進します。
また、河川環境の整備と保全に関する目標、河川の維持の目的、種類及び施行場所に関する事項等
にも配慮しつつ、関係機関及び地域住民との連携のもと、治水安全度の向上を図ります。
4 計画の構成
本計画は、主に次の内容で構成しています。
・三滝川・海蔵川の概要
・三滝川・海蔵川流域の現状と課題
・河川整備計画の目標に関する事項
・河川の整備の実施に関する事項
・附図
主な変更点は次のとおりです。
○計画高水流量(基準地点)
・三滝川
(変更前)870m3/s(野田)
(変更後)920m3/s(野田)
・海蔵川
(変更前)460m3/s(清水)
(変更後)500m3/s(清水)
○工事区間(計画規模)
・三滝川
(変更前)四日市橋付近~金渓川合流点(年超過確率1/50)
(変更後)久保田橋付近~金渓川合流点(気候変動による影響を考慮した年超過確率1/50)
金渓川合流点~菰野大橋付近(気候変動による影響を考慮した年超過確率1/10)
・海蔵川
(変更前)三滝新川(年超過確率1/50)
野中橋付近~竹谷川合流点(年超過確率1/50)
(変更後)三滝新川(気候変動による影響を考慮した年超過確率1/50)
代官橋付近~竹谷川合流点(気候変動による影響を考慮した年超過確率1/50)
5 今後の予定
本計画に基づき、今後、気候変動による影響を考慮した河川整備を推進し、地域の治水安全度向上
を図ります。
6 その他・特記事項
計画の詳細については、関連リンク先の計画をご参照ください。
「河川整備計画」とは、今後概ね30年間の河川整備の具体的な内容を定め、計画的な実施の基本と
なるものです。ここでいう「河川整備」とは、治水・利水・環境を含めたものです。