1.スタートアップ支援事業
革新的な技術やサービスによる創業・第二創業等を指す「スタートアップ」は、地域におけるイノベーションの創出や新たな価値創造を通じて、多様な人の働く場の創出や新たな経済循環を生むなど、地域の課題解決や地域経済の起爆剤として期待されています。
スタートアップを支援することで企業の新陳代謝とさらなる成長を促進し、三重県経済の発展につなげます。
(1)とこわかMIEスタートアップエコシステム事業
三重県において、起業や新たな事業展開を志すスタートアップが、県内外で活躍する起業家、創業支援機関、金融機関、証券会社、VC、オープンイノベーションに取り組む大手・中堅企業、三重県にゆかりのあるクリエイティブ人材等とのネットワークを活用し、フェーズに応じた支援を受け、成長・発展を遂げて目的を達成するとともに、自らの経験をもとに後進の起業家の支援に加わり、起業家支援ネットワークを拡大して、スタートアップの育成が自律的・継続的に行われる生態系の創造を目的に、「とこわかMIEスタートアップエコシステム」の構築に取り組みます。
(2)インキュベーション促進補助金事業
県内に拠点を置くスタートアップ等(※)が取り組む革新的なビジネスモデルを活用した新規事業を支援することで、スタートアップ等の事業化及び成長を促進し、三重県経済の発展につなげることを目的とし、令和5年度インキュベーション促進補助金を公募します。
(3)TOKOWAKA-MIE 事業共創推進事業
本事業は先進的な技術・ノウハウを持つスタートアップとの連携に向けた県内事業者の機運を広く醸成すると ともに、県内事業者による他社との事業共創への具体的な取組を促進することによって、三重県におけるオープ ンイノベーションの流れを定着・加速させることを目的としています。 つきましては、県内事業者と他社との事業共創(オープンイノベーション)の手法について広く周知するととも に県内事業者の機運を醸成するため、「新規事業創出セミナー・ワークショップ」を開催します。
2.エンジェル税制
エンジェル税制(ベンチャー企業投資促進税制)とは、ベンチャー企業への投資を促進するために、ベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度です。
ベンチャー企業に対して、個人投資家が投資を行った場合、投資時点と、売却時点のいずれの時点でも税制上の優遇措置を受けることができます。
3.三重県外国人起業活動促進事業
外国人起業家の更なる受入れ拡大に向けて、経済産業省と法務省が「外国人起業活動促進事業」を開始し、起業準備活動のための在留資格が創設されました。
この制度の活用に向けて、三重県は留学生を対象とした「外国人起業活動管理支援計画」の認定を受けたことから、「三重県外国人起業活動促進事業」に取り組みます。