県内市町の平成30年度普通会計当初予算の概要について
1 予算規模
(1)平成30年度における県内29市町の普通会計の当初予算総額は、7,531億33百万円で、前年度と比べて
43億58百万円(0.6%)の増であり、9年連続の増となっています。
(2)首長選挙の関係で、骨格予算を編成した名張市、大台町、玉城町、紀宝町を除いた25市町での当初予算
総額は、7,092億48百万円で、前年度と比べて61億71百万円(0.9%)の増となっています。
(3)各市町の詳細な集計結果は別紙1、予算規模及び主な増減理由等は別紙2のとおりです。
2 歳入・歳出の状況
※以下、骨格予算編成の名張市、大台町、玉城町、紀宝町を除く25市町について分析
しており、昨年度、骨格予算編成を行った市町は肉付け後の予算額で比較しています。
歳入の状況
(1)地方税については、2,667億45百万円で、前年度と比べて45億55百万円(1.7%)の増となっています。
(2)地方交付税については、1,058億87百万円で、前年度と比べて11億50百万円(1.1%)の減となって
います。
(3)地方債については、785億96百万円で、前年度と比べて43億58百万円(5.3%)の減となっています。
歳出の状況
(1)人件費については、1,202億87百万円で、前年度と比べて11億50百万円(1.0%)の増となっています。
(2)扶助費については、1,360億31百万円で、前年度と比べて23億20百万円(1.7%)の増となっています。
(3)公債費については、671億57百万円で、前年度と比べて1億60百万円(0.2%)の増となっています。
(4)普通建設事業費については、1,053億52百万円で、前年度と比べて131億83百万円(14.3%)の大幅増と
なっています。
・普通建設事業費の増額が大きい市町(上位3市町)
1位 四日市市 63億51百万円の増 運動施設、児童福祉施設整備など
2位 松阪市 48億8百万円の増 幼稚園・小中学校空調設備整備など
3位 いなべ市 27億8百万円の増 庁舎建設事業など
( 用語の説明 )
◎普通会計
市町村ごとに各会計の範囲が異なり、財政比較や統一的な把握ができないため地方財政統計上統一的に用いられる会計で、一般的には公営事業会計(※)以外の会計を総合して一つの会計としてまとめたものをいう。
※公営事業会計
(a) 水道、病院、下水道などの公営企業会計
(b) 自転車競走、モーターボート競走などの収益事業会計
(c) 国民健康保険事業会計
(d) 後期高齢者医療事業会計
(e) 介護保険事業会計 等